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新居の関所から西に2〜3分歩いて行くと、左手に「旅籠紀伊国屋」があります。 ここは、江戸時代の旅籠「紀伊国屋」が復元され、資料館としてオープンしたものです。「紀伊国屋」は元禄16年(1703年)に作られた徳川御三家、紀州藩の御用宿で当時から約250年間旅館業が続けられていた時の当時のようすを元に、2001年の10月、この場所に江戸時代の建築そのままに復元され、一般公開されるようになりました。
まるで、江戸時代にタイムスリップしたかのような風情あふれる柱や床など見どころいっぱいです。 階段の途中から2階の部屋を見上げるととても不思議な感覚にとらわれます。2002年11月3日からは、今まで立ち入ることができなかった2階への見学が可能になりました。 2Fの資料館は江戸時代の遊廓を思わせる構造で、天井が低く、手すりや雨戸が外側に傾いています。天井が低い理由は、刀を降り降ろせないようにするためだとか。なるほど〜。 「新居宿今切関所」を和紙で再現した作品が1階入り口付近に設置されています。関所を治める番頭や下改めの役人、旅人、馬など関所の情景や人々の衣装を忠実に再現していて、当時の新居関所の雰囲気を伝えてくれます。 この作品は、浜松市の創作和紙人形愛好会「華扇会」が新居町に寄贈したもので、2001年の東海道400年祭で優秀賞を受賞しました。 |